《テーマ》「知的ボーダーの子どもの教育と未来を考える」
《中邑教授よりメッセージ》
知能検査は設定された能力を測定しているだけで、その範囲以外で優れた能力を発揮してもそれはIQには反映されません。そのため能力を過小評価される子どもが多くいます。
知的ボーダーや軽度知的障害の子の中には、スマホで漢字交じりのメッセージを交換し、最新のサービスを使いこなし、他の学生と変わることなく生活している子がいます。
知的障害者の能力をICTでエンハンス(強化)することでスティグマ(汚名・烙印)を消し新しい自立モデルを生み出すことができるはずです。
運転免許試験の漢字や二重否定文などに引っかかり苦労する人の中にも、実際の運転中に尋ねれば正しく答えられる人もいます。読み書きが運転知識の本質ではないにも関わらず、誰も試験問題に踏み込んでいません。
知的能力に困難を抱える子どもたちを吸収しにくい社会をどのように変えていけるのか?
日曜日の朝、温かい飲みものを手に考えてみませんか?
《プログラム》
10:00-11:00 3人の実践研究者による話題提供
・『知的ボーダーの子どもの抱える課題とその突破口』
中邑賢龍氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)
・『知的ボーダーの子どもの大学進学の可能性と意義』
長谷川正人(ゆたかカレッジ学長)
・『ICTは知的ボーダーの子どもの学びをどう変えたか?』
青木高光氏(国立特別支援教育総合研究所主任研究員)
11:00-11:30 ディスカッション
《日 時》2020年11月29日(日)10:00~11:30(9:30~オンライン入室開始)
《場 所》Zoomオンライン
《定 員》300名
《参加費》無料(事前登録が必要です)
《主 催》東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野
《共 催》株式会社ゆたかカレッジ
《申込み》下記サイトからお申し込みください。
是非たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。
長谷川正人
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