お久しぶりです。カレッジ北九州です。夏真っ盛りですね


戦後75回目の8月6日、9日を迎え、テレビやネットでも戦争と平和を考える多くの報道がされました。犠牲者の慰霊と、平和のありがたさや戦争のない生活を続けていくことの大切さを改めて感じています。

8月8日(土)、カレッジ北九州ではじめてとなる「平和学習」を授業で行いました。
題材は「かわいそうなぞう」と「火垂るの墓」です。
どちらに興味関心があるか希望をとり、2つのグループに分けました。(コロナ感染対策でもあります。)


「かわいそうなぞう」は、紙芝居を通して、戦時下での動物園の飼育員のやむを得ない行動に至った経緯、そして飼育員たちの気持ち、そしてぞうの気持ちをみんなで考えました。
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戦争を知らない世代は、こうした実話や映像、写真を通して戦争のことを知るしかありませんが、それでもこの時代を生きた人々の悲しさ、辛さ、悲惨さはどの学生にも伝わり、多くの意見や感想が聞かれました。
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終戦後に世界が平和に向かって歩みだしたことも知ってもらい、平和の大切さを知る時間となりました。ひとりひとりの考えや行動が、平和を築いていくのだと感じました。
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「火垂るの墓」はDVDを観賞しました。IMG_5613
ストーリーを知っていると、先を観るのも辛くなる内容ですね・・・
終始真剣な表情で皆さん観賞し、感想を伝えあいました。


「かわいそうなぞう」も「火垂るの墓」も最後に感想を書いてもらいました。
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~ 学生の感想 ~
「かわいそうなぞう」の感想
Oさん~ ぞうが死んだとき飼育員の方々の表情が、戦争が生み出す悲劇と悔しさを物語っていました。「戦争さえなければこんなことにはならなかった」という言葉は戦時中、いろんな場所でたくさんあったと思います。戦争をすれば、いろんな悲劇があることを分かっていれば戦争が起きることはなかったのかなと思ったりするときもあります。~平和はこれからも続いてほしいです。

Tさん~ トンキーとワンリーがえさをもらえなくて悲しくて、辛い気持ちでした。戦争はつらかったです。

Fさん~ 昔、実際に動物園ではこんなことがあったことを初めて知りました。戦争は人間が勝手に始めて、人間に危害を及ぼす可能性があるから人間の都合で殺されたんだと思いました。 戦争について考える授業があったのは、私はすごくいいと思いました。


「火垂るの墓」の感想
Kさん~ とても非常にこわかったり、悲しいお話でした。

Yさん~ 改めて、戦争は怖いなと思いました。セツ子たちが生き残らずに死んだことがかわいそうだなぁと思いました。

Dさん~ 母の死体は全身やけどで包帯でぐるぐる巻きで被爆していたところが心に残りました。セツ子が栄養失調でなくなるのもかわいそうでした。


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今後も原爆の日は毎年訪れます。毎年、この日だけでも、この夏のひとときだけでも、戦争と平和について真剣に考える時間にしたいなと、そう感じました。

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