ゆたかカレッジ代表の長谷川です。

ゆたかカレッジが株式会社として再出発してまもなく1年。
ようやく当社の「理念」と「目標」が完成しました。

この理念と目標は、まずゆたかカレッジの経営層でたたき台をつくり、それを学院長会議で何度も意見交換を行って原案を作り、それに対し社員全員にアンケートで意見を求め、修正を加えて社員の総意で創りました。去る11月、約半年かけて社員一人ひとりの思いがこもった当社の理念と目標が完成しました。
私たちはこれから、この理念と目標を常に胸に抱き、その達成を目指して頑張って参ります。


【ゆたかカレッジの理念】

当社は、すべての人への学びの機会の創造を通して社会に貢献する。

 【ゆたかカレッジの目標】

①障がい者の個々のニーズに応じた魅力ある高等教育の機会の保障
②すべての人が共に学び、共に働き、共に暮らすインクルーシブ社会の実現
③障がい者に対する差別と偏見のない社会の創造
④障がい者とその家族のより豊かな暮らしの実現
⑤社会貢献・社会変革の活動を通じた社員の働きがいの創出



<ゆたかカレッジの理念に対する社員の感想>

・とても素晴らしいと思います。私の入社した考えも、障がい者への学びの機会の提供と生きる力の創造がメインテーマでしたので、大きく通じるところがあり非常に共感できる理念です。
・「創造」という言葉が今後、カレッジを発展させていく上で重要な言葉だと感じました。カレッジで働く全ての支援教員が日々の授業やクラス経営等について課題意識をもち「創造」していく意識をもっていきたい思いました。
・学ぶ権利は誰しもが得ている権利であり、勉学に励みたい方たちに学びの場を提供しようとするこの理念には共感を覚え、すばらしく思います。
・社会貢献に関して直接的にアプローチしようとする良い理念だと感じました。
・現状維持ではなく、さらなる展望、躍進への意気込みを感じられる理念だと感じた。
・学院長以上の幹部の皆様で沢山の時間を費やされ、経営理念を掲げて下さいました。会社の経営理念に沿った、志を持つ一社員でありたいと強く思いました。
・「機会の提供」ではなく「機会の創造」という言葉を使用していることで、よりクリエイティブな会社であることが表現されていて良いと思います。「障がい者への」ではなく「すべての人への」という言葉を使用していることで、インクルーシブ社会の実現を会社の目標に掲げていることが端的に示されていると思います。
・エルニーニョ現象のように、ある小さな場所から発生したものが、世界に影響を与えるような感じのエッセンスが入った文章であるところがいいなと思いました。

<ゆたかカレッジの目標に対する社員の感想>

・① 障がい者の側から見た内容、②③社会の側から見た内容、④ご家族の側から見た内容。⑤社員側から見た内容がすべて盛り込まれている点が素晴らしいと思います。視点の偏りは、ひずみが生まれる可能性が高いので、全て社員側での目標ですが、あらゆる視点に立っているのは安心できます。
・どれもすばらしいと思いますが特に④の障がい者とその家族のより豊かな暮らしの実現に共感を覚えました。理由はカレッジでの勉学や活動を通して知識を蓄え、社会性を身につけることで学生にとって視野が広がり、将来の可能性の選択肢が増えることにつながると思ったからです。
・③障がい者に対する差別と偏見のない社会の創造。特にここに力を入れていきたいと考えています。差別や偏見は社会が造りだしているものだと考えています。社会の考えが変われば、障がいがあろうとなかろうとすべての国民が幸せに暮らせると思います。
・障がい者本人、家族、社員の全ての理想的なあり方を掲げた目標になっていると感じました。特に、①の目標はカレッジの特徴が反映させやすい部分です。カレッジの社員として、他にはないオリジナリティの溢れた支援ができたらと思います。
・カレッジでの取り組みが日本の障がい者教育の礎となっていけたら、こんなにやりがいがあることはないと思います。社会や人々の意識を変えていけるよう、カレッジが全国に広がるといいと思います。
・障がいのある方だけではなく、周りの人々・環境までの部分に言及しているところがとても良いと思います。
・お互いが尊い存在であると思い、自己表現でき、豊かさを分かち合えるインクルーシブな社会を目指したいと思ってきましたが、会社の目標が理想的で具体的な方向性を示す内容ですばらしいです。