今までゆたか福祉会様とは、取引上のやり取りはありましたが、実際の仕事の内容まで把握しておりませんでした。

先日開催されていたお祭りや、この著書を読むことで、一片ではあるかと思いますが、ゆたか福祉会様のことを知ることができて良かったです。

知的障害者の方達とは、比較的小さな頃から触れ合う事も多く、色々出来ないこともありますが、コツコツと積み上げていく様な作業は非常に特化してやっていたような記憶があります。

しかしながら、こちらの著書にあるように日本では高校以降の進学が当たり前ではないという状況は知りませんでした。

確かに思い返してみると前店長をしていた時にアルバイト等の履歴書などは大体高卒になっていたと記憶しています。

今までそういう視点で見ていなかったので、改めてゆたか福祉会様が取り組んでいることは非常に大変ではあるが、障害者と健常者との間に教育でも差別が有ってはならないということで、この取り組みは非常に意義のあることだと感じました。

また、著書の中には、アメリカの大学視察の話がありました。

アメリカは良い点悪い点も含めて様々な点で日本より進んでいると言われていますが、今から25年も前にADA法(障害を持つアメリカ人法)が制定され、雇用・交通機関・公共施設の利用・言語、聴覚障害者の電話利用などあらゆる分野で障害者への差別を禁じると共に、機会平等を保障し、平等に機会を与えないことも差別であるとしえ禁止されているとのことでした。

また、特別支援教育の対象となる生徒について、必要であれば高校を卒業した後も22歳まで教育を延長できる仕組みがあり、そこでじっくりと学ぶことが出来るため大学への進学もできているとのことでした。

しかし、アメリカもすぐにこのような仕組みができたのではなく、長い時間をかけて作り上げてきたもので、しかも日本に比べ大きく進んでいるように感じますが、アメリカ国内では、まだまだ十分ではないとのことでした。

そんな中、いま日本でこの部分に取り組んでいるゆたか福祉会様を、今後はしっかりと見つめ、関わっていきたいと改めて感じました。(Y.Tさん)


カレッジ頑張ってます!
皆様の清き1クリックをお願いします!