山田洋次監督の作品に『学校』シリーズというのがあります。Ⅰは夜間中学、Ⅱは高等養護学校、Ⅲは職業訓練校が舞台。



私は、山田洋次の大ファンで、『男はつらいよ』はDVDマガジンを定期購読していたので全作品持っています。結構、時間があるときは、観てます。今は、山田洋次監督作品のDVDマガジンを定期購読しているので、2週間に1回、映画のDVDが届きます。毎回、楽しみにしています。





日本福祉大学に嶋田豊教授という哲学者がいました。日福大ではカリスマ的な存在だったと言っていいと思います。私は、1年生の一般教養で「哲学」を嶋田先生から学びました。私は、嶋田先生の『学問とは何か』『現代の知識人』という本を何度も読んで、自分の生き方を問い返したのを覚えています。





その嶋田先生が、山田洋次監督ととっても仲良しだったそうで、講義中に、よく寅さんの話をされていました。『男はつらいよ』を哲学的に論じていたように思います。



嶋田先生は山田映画について以下のように書いています。

「山田洋次の映画は、私の心から余分なものをとり去って、人間にとって大事なことだけを大事にしようという気持ちにならせてくれる。映画からあふれてくる人間的価値観はおどろくほど正面きってまともなのである。山田の映画は、日本人の笑いと涙にみたされていて、少しも小ざかしく身がまえない。その自信は、日本人であることと人間であることとの接点をつかんではなさないことからくるように見える。」



なるほどな~と唸ってしまいました。





学校さて、『学校』。1993年作、ちょうど20年前の作品です。西田敏行が夜間中学の先生。生徒は、昼間は清掃員として働いているカズ(萩原聖人)、登校拒否だったえり子(中江有里)、元不良少女みどり(裕木奈江)、在日韓国人の女性オモニ、中国人のチャン、人のいい性格の修、そして中年になって勉学に目覚めたイノさん(田中邦衛)。



この映画を観て、年がいくつだとしても、学ぶこと、知らなかったことを知ることは喜びであり、喜びを他人と分かち合うことで心が豊かになり成長すると痛感します。





知的・発達しょうがいの人も、学びたいと思ったときにいつでも学びに行ける環境ができればいいなと思いました。









夜間中学映画の夜間中学の入り口には、こんな看板が掲げられています。



「だれでも いつでも 入学できます。費用はほとんどかかりません。」



いいなあ。