去る3月23日(土)と24日(日)、京都で行われた「第21回発達保障研究集会」に参加しました。
数ある分科会の中で、私は「成人期の学び」を選びました。
その中で、とても興味深い調査結果を得ることができました。私は常々、高等部を卒業して就職した人と、専攻科を卒業して就職した人とでは、その後の、定着率にどのような違いがあるのかを数値的に知りたいと思っていました。私が参加した分科会では、そのデータが報告されていました。
ちなみに、現在、文科省が公開している離職率のデータは以下のとおりです。
一般の高卒就職者の離職率47.0%
一方、知的しょうがい者特別支援学校高等部卒業生で一般就労した人の離職率36.6%
この結果を見ると、特別支援学校卒業生の方が定着率が高いということになりますが、そこには、特別支援学校の教員による数年間のアフターケアが位置づけられている結果だと分析されています。
問題は、離職率より、離職後の違いです。
高卒就職者の場合、離職しても、同時に再就職やアルバイトなど、何らかの職に就いているのですが、高等部卒業生の場合は、離職すると多くの場合、心に深い傷を負い、二度と就職したくないと考え、福祉的就労や在宅になってしまうケースが多いといいます。
さて、本題です。
ある研究者が、S学園とY学園というふたつの学校の専攻科を卒業して就職した人の追跡調査をしました。
卒業年度は平成9年度から平成22年度まで。
調査対象者、卒業生全員の42名。
42名の進路は以下のとおり。
①一般就労 23名
②就労継続A型事業所 4名
③就労継続B型事業所 7名
④就労移行支援事業所 1名
⑤地域活動支援センター 1名
⑥職業能力開発校 1名
⑦福祉型専攻科(自立訓練事業所) 3名
⑧通信制学校へ進学 1名
⑨在宅(求職中) 1名
このように、専攻科卒業生は、卒業後、ほぼ全員が一般就労か福祉的就労をしています。
興味深いのは、①の一般就労している人の動向です。
専攻科卒業後、就職し、そのまま離職せずに継続して働いている人 13名
一度離職して再就職した人 10名
すなわち、一度一般就労して続かなくて離職した人も、次は頑張ろうと再起して、皆さん、再就職先を見つけて働いているということです。
この逞しさ、自己肯定感に裏付けられた自信こそが、専攻科で学ぶ意義ではないかと思います。
高等部を卒業する18歳から20代前半の、依存と自立との狭間で最も人生に悩んだり、友人や周りの人たちと共に多様な経験をする中で、社会人としての生き方を学ぶべきモラトリアムの時期を経験することなく、即、社会に出ることは、その後の長い長い人生にとって、大きな損失ではないかと思います。
数ある分科会の中で、私は「成人期の学び」を選びました。
その中で、とても興味深い調査結果を得ることができました。私は常々、高等部を卒業して就職した人と、専攻科を卒業して就職した人とでは、その後の、定着率にどのような違いがあるのかを数値的に知りたいと思っていました。私が参加した分科会では、そのデータが報告されていました。
ちなみに、現在、文科省が公開している離職率のデータは以下のとおりです。
一般の高卒就職者の離職率47.0%
一方、知的しょうがい者特別支援学校高等部卒業生で一般就労した人の離職率36.6%
この結果を見ると、特別支援学校卒業生の方が定着率が高いということになりますが、そこには、特別支援学校の教員による数年間のアフターケアが位置づけられている結果だと分析されています。
問題は、離職率より、離職後の違いです。
高卒就職者の場合、離職しても、同時に再就職やアルバイトなど、何らかの職に就いているのですが、高等部卒業生の場合は、離職すると多くの場合、心に深い傷を負い、二度と就職したくないと考え、福祉的就労や在宅になってしまうケースが多いといいます。
さて、本題です。
ある研究者が、S学園とY学園というふたつの学校の専攻科を卒業して就職した人の追跡調査をしました。
卒業年度は平成9年度から平成22年度まで。
調査対象者、卒業生全員の42名。
42名の進路は以下のとおり。
①一般就労 23名
②就労継続A型事業所 4名
③就労継続B型事業所 7名
④就労移行支援事業所 1名
⑤地域活動支援センター 1名
⑥職業能力開発校 1名
⑦福祉型専攻科(自立訓練事業所) 3名
⑧通信制学校へ進学 1名
⑨在宅(求職中) 1名
このように、専攻科卒業生は、卒業後、ほぼ全員が一般就労か福祉的就労をしています。
興味深いのは、①の一般就労している人の動向です。
専攻科卒業後、就職し、そのまま離職せずに継続して働いている人 13名
一度離職して再就職した人 10名
すなわち、一度一般就労して続かなくて離職した人も、次は頑張ろうと再起して、皆さん、再就職先を見つけて働いているということです。
この逞しさ、自己肯定感に裏付けられた自信こそが、専攻科で学ぶ意義ではないかと思います。
高等部を卒業する18歳から20代前半の、依存と自立との狭間で最も人生に悩んだり、友人や周りの人たちと共に多様な経験をする中で、社会人としての生き方を学ぶべきモラトリアムの時期を経験することなく、即、社会に出ることは、その後の長い長い人生にとって、大きな損失ではないかと思います。
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