12月7日(日)、カレッジ福岡のある福岡市多の津のKYF福岡ビル5階大会議室で、カレッジの職員を対象としたスキルアップ研修会を開催しました。カレッジ福岡、ながさき、早稲田、北九州、ワークセンター宇美から総勢20名が集まり、実践交流などを行いました。

プログラムは、以下のとおりで、午前10時から午後4時まで、みっちりの研修会となりました。


1.講義「福祉型大学カレッジが目指すもの」(講師:理事長)(90分)

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《理事長講義の感想》

・初めて理事長の思いを生で聴くことができ、大変有意義な時間になりました。鞍手ゆたか福祉会のこれまでの歴史を知り、改めて理事長の目指されている方向性が確認できました。

・法人の原点を知ることができ、理事長の福祉に対する熱い思いが充分に伝わってきました。もっと詳しいお話を今度お聞きしたいと思いました。成長過程や進路において、しょうがいのあるなしに関係なく必要だと思う「折れない心(レジリエンス)」をどうやって育てていけるか、考えていきたいと思います。

・理事長の想いがみんなに届き、各カレッジの職員意識が高まることが楽しみです。また、全国に広がる、広げていかないといけないという意識を持って取り組んでいかないといけないので、まずカレッジ福岡が手本となれるよう、支援・教育の充実を図りたいと思います。

・鞍手ゆたか福祉会の理念について理事長より直接聞くことができ、時代を先取りして取り組んできた内容、特に、米国に渡り、数ヶ月かけてでも、強度行動しょうがいの方を受け入れる体制を整えられたことなど感銘いたしました。本当に福祉を必要としているところに力を注いでこられた歴史であることを知りました。日々の多忙感は否めませんが、「栄光の架け橋♪」の曲に乗せて流れたあの映像、カレッジの学生たちの映像を見ていると、新たに力を得ます。改めてやり甲斐を感じさせていただきました。

・青春を謳歌するための場所がカレッジとのお考えに刺激を受けて、今後も様々な体験、交流の場を提供していきたいと思いました。

・現時点では、日本国内で大学進学する知的しょうがい者が少ないという現状をふまえ、自分たちが携わっているものは、これからどんどん変化していくと意識することがまず第一歩だと感じました。また、日々の支援は完成型ではないと自覚し、国内外の支援教育実践の情報収集なども行いながら、今後の支援にあたりたいと思いました。

・アメリカでの視察の報告、福祉型大学カレッジができたきっかけ、鞍手ゆたか福祉会のことを聞くことができて良かったです。特に印象に残っていることは、しょうがい者に対して、「隔離」ではなく「統合」、「合理的配慮」、すなわち、何もしないことは差別であり、不便なく生活できるようにしなければならないということです。日本ではしょうがい者の受け入れが少ないので、今、私たちがカレッジで取り組んでいることに自信を持って、多くの人に伝えていきたいです。そのために、学生と向き合い支援していきます。

・まず、講義を聞いて思ったことは、日々の授業だけに意識が向いてしまいがちなので、理事長の理念、法人の掲げる理念を常に考えながら今後の支援活動を行っていこうということです。各スタッフが共通の目標、理念を持ってこそカレッジ全体の発展につながるし、逆にそれを持たなければ、質の高い支援、カレッジができないと感じました。

・これからの展望がよくわかり、どんな形で取り組んでいくのかがわかったので、心がまえができました。また、全カレッジで共通理解ができたので、取り組みやすくなったと思います。

・長期的に私たちが目指すところが明確になりました。日々の取り組みを振り返るときの指針としたいと思います。

・一番心に残ったのは、しょうがいのある学生と一般学生が共に学び、生活できる空間があり、それが当然であるという事実。今後の私たちの“最も目指すもの”だと強く感じた。映像の中でも、仲間との信頼関係が感じ取れて、胸をうたれる想いだった。

・カレッジは法人の理念の“福祉の変革”に基づいた取り組みで、同年代の人たちと関わりを持ちながら生活し、学ぶという選択肢を日本にも作っていくという壮大な事業であることを再確認した。



2.各カレッジの実践報告(各30分)

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《各カレッジ実践報告の感想》

・今回の報告会は大変有意義なものでした。他のカレッジの取り組みを聞くことで、「これはいい活動だ」「これはいい授業だ」と今後の支援教育活動に取り入れたい案を手に入れることができ、実践していきたいと思いました。また、自分たちのカレッジ報告書を作成、報告することで、自分たちのカレッジの良いところも再発見することができました。

・授業の内容や取り組み方、支援の仕方、地域との関わり方、思い等、随所に参考になる部分がたくさんありました。自分たちのカレッジの活動の中でアレンジし、実際に活用したいと思います。

・各カレッジの取り組み、概要説明、実践について知ることができました。特色ある取り組みばかりで、聞いていてとても感心しました。今日の情報をもとに、学生、保護者、支援教員が互いに協力し、楽しい取り組みができるよう頑張っていこうと思います。

・外部講師の活用、授業の見通しの立て方など、それぞれのカレッジの実態に応じた工夫、実践を具体的に知ることができました。よりわかりやすい授業、より活動的な授業づくりに活かしたいと思います。

・それぞれのカレッジの時間の使い方、特にミーティングやスタッフ間の引き継ぎ方、学生の個性に合わせた対応は、取り入れたい事柄も多くありました。

・カレッジ北九州が、毎朝職員朝礼で、専門知識についてなど様々な学習を取り入れているということや、カレッジながさきの、教科をまたいだ指導計画は大変参考になりました。

・カレッジ福岡の就労移行についての取り組みは興味深く、聞かせていただきました。

・カレッジ早稲田の地域性を活かした活動の実践や、外部講師としての専門家の協力など、様々な方のサポートで授業や特別講座に取り組んでおり、支援員の方の行動力と想いに感動しました。



3.グループディスカッション(80分)

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《グループディスカッションの感想》

・話し合いでは主に毎日の支援で出てきた身近な疑問、不安が多く、本当に毎日いろんなことを思いながら、各カレッジスタッフは支援されているんだなと思いました。

・日頃感じている疑問、悩みを相談することで、新鮮な意見を得ることができました。いいところはこれから取り入れていきたいと思います。納得できる意見、どうかな?という意見、そういったすべての意見を持ち帰って、もう一度、スタッフ間で話し合い、よい事業所づくりにつなげていきたいです。

・カレッジそれぞれに特徴があり、良い点、改善した方がいい点などがあることがわかりました。学生への対応の仕方について、こういうときはどうしたらいいのかという相談を聞いてもらい、各カレッジでは「こうしている」といろいろな視点からアドバイスを受けることができたので、非常に勉強になりました。

・「学生と向き合っているのは自分だけではなく、チーム全体」ということを改めて先輩たちと話す中で感じました。学生がどのような状態なのか、どのような支援を求めているのか、支援教員間で共有することが重要だと感じました。

・まずは学生同士がふれあう楽しさを知ってもらい、少しずつ焦らずに支援していくことの大切さを再確認しました。

・授業について、ねらいが学生個々人で異なるので、各々の到達点を明確にし、1コマの授業に盛り込みすぎないで、絞り込んで伝えるということについて、改めてみんなで再確認しました。

・各カレッジが高い意識を持ってスキルアップを目指し、互いに情報共有し合い、ライバルのように成長できたらと思いました。

・自分がまだ知らないことばかりで、終始質問のみになりました。他のカレッジの職員に相談することで、様々な考え方があり、そして取り組んでいることがわかりました。ここのスケールメリットを活かして、他のカレッジと連携を取れるようにしていきたいと思います。

・日々悩みながらも、各カレッジが学生を主体とした支援教育に努めていることがわかりました。共通化すべきことは共通化し、情報交換や情報共有によって余裕を生み出し、創造的な取り組みにエネルギーを向けていきたいと思いました。

・お互いにわからないことを聞き合い、その中で、自分たちのカレッジに合った手立て、取り組みを行える情報が引き出せる内容でした。なかなか自分たちのところでは忙しくて聞く機会がない中、あのような場を設定することで聞きやすい環境だったと思います。聞きたいことはいつでも相談し合い、情報交換を行い合いたいと思いました。

・一人ひとりがカレッジの取り組みを真剣に考えていることが伝わるグループ協議でした。



カレッジで奮闘している支援教員の皆さん

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《全体を通しての感想》

・スタッフの思いや熱意を交換できる、非常にいい機会となりました。

・先輩方のお話を伺い、大変心強く感じました。今後も、グローバルな視点を持つためにも、国内外の動向に目を向けていきたいと思います。

・新しく入ってこられた支援教員の方と話していて、まさに、以前の自分自身の心境と同じような感じでした。応援(?)したくなります。

・グループワークは、支援員間での親睦という意味でもよかったです。

・本当に研修会をやってよかったと思いました。自分のスキルアップをもっともっとしたい、もっと学びたいです。今後も、定期的な研修を年に1回は必ずやり、カレッジの方向性を整え、目標の統一など、理事長のお話が聞きたいです。

・ワークセンター宇美からの参加がありました。カレッジの取り組みをカレッジ以外の事業所の方々に知ってもらうこと、また逆に、他の事業所の様々な取り組みをカレッジの支援教員が知ることはとても大切であると思います。

・今回の発表で、各カレッジのカラーが出ていてよかったと思います。刺激になりました。

・モチベーションの上がる研修でした。“熱い”法人で働くことができて幸せです。明日からの活力に変えて頑張ります。ありがとうございました。


参加者の皆さん、おつかれさまでした。