米国視察の主要なプログラムを無事終了しました。

視察2日目の午前中は、Lesley Universityに行き、知的障がい者の受け入れ状況について聞きました。
1学年に24名の学生を受け入れており、学生たちは、みんな大学近くのグループホームで寮生活をしていました。
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また、その日の午後は、Umass(University of Masachusetts Boston)を訪問し、同様のインタビューをしました。

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そして、3日目は、今回の視察で私が最も訪問したかった場所であるTHINK COLLEGEのオフィスを訪問しました。そこでは、知的障がい者に対して大学の門戸を開いたこれまでの政策や運動の歴史、知的障がいを持つ青年たちの大学生活の様子、本人や保護者の方の思い、大学の受け入れ体制や教育の内容、学生の成長などについて、詳細にお話をお伺いすることができました。

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アメリカでは、大学に知的障がい者を受け入れる方法として、大きく2つの方法があります。

ひとつは、知的障がい者だけのクラス編成をして、授業は基本的に、一般学生とは別で行うという方法。この場合、一般学生との交流は、授業の場ではなく、ランチタイムやジムやスポーツなどの学内でのアクティビティなどが主となります。午前中に訪問したLesley Universityの知的障がい者受け入れは、こちらのパターンです。

一方、午後訪問した、Umassでは、知的障がい者だけのクラス編成をするのではなく、一般の大学生が受ける授業で、自分の興味ある科目を選択・受講するという、完全なインクルーシブな方法です。THINK COLLEGEのプログラムは、こちらの立場を取ります。


今回、それぞれの立場のプログラム責任者のお話を伺い、どちらも、一長一短あると言いながらも、相手のプログラムについて、双方が強く意識していることが伺えました。

後者のプログラムだと、どうしても授業への理解力が求められるため、比較的知的障がい程度の軽い人が対象になるのではないかと思います。

今回の視察では、なかなか現場を見学することが難しかったので、次回、再度、現場視察の機会を設けて、さらに学びたいと思います。

今回のインタビューの内容は、今の日本の現状から見ると目から鱗のような内容ですので、いち早く、皆様にご紹介したいと思います。興味のある方は、是非、こちらからご覧ください。

→ アメリカにおける知的障がい者の大学受け入れに関するインタビュー報告(速報)

また、たくさんの資料等もいただくことができましたので、帰国後、それらを分析し、今回の視察団のメンバーで論文を執筆したいと考えておりますので、そちらもご期待ください。

今回、私たちの米国視察研修のためにご尽力いただいたたくさんの皆様、視察を快く受け入れてくださったICI(Institute for Community Inclusion)、THINK COLLEGE、Lesley University、Umassの皆様、本当にありがとうございました。

また、通訳並びに現地コーディネータをしていただき、充実した学びの機会を提供してくださいましたEishun Makiさんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。



MIT
         MIT(マサチューセッツ工科大学)にて

ハーバード
               ハーバード大学にて