雨が、
色を塗っていく。

見慣れた道路を、
少しずつ塗っていく。

雨が、
音を消していく。

届かない場所にあるすべての音を、
消していく。

雨が、
薫りを置いていく。

きのうまであった春の上に
薫りを置いていく。

そうやって…
イカ釣りシーズンが終わってしまう

…mejinaです☆

カレッジ福岡、金曜日の授業は【文化芸術】&【資格.検定】

なぜ変な始まり方をしたかというと、今回の文化芸術は【詩】

授業の始まりは、プロの詩を皆でいくつも読みました。有名なあの書道家の心にしみる詩、太宰治の代表的な詩、恋愛のわびさびを深い言葉で表現するあの女性詩人、写真と詩を組み合わせて若者にも支持されているあの詩人、ショップの店員をしながら現代語を使って共感を呼ぶ詩人…など幅広く、わかりやすく、みんなで詩を味わっていきました

次に難問…【音だけを聴いて、見えたものを言葉にする】

目の前に無いものを聴覚からの情報だけで連想して、言葉にする、という学生にとってはある意味《チャレンジ》といえるこの活動。
学生には、
①音を聞いて、連想した言葉を自由にメモ。
②それらの言葉を繋ぎ合わせて詩をつくる。
という手順でやってもらいました。

教室に波の音を流していたのですが…一人一人からはカナリたくさんの言葉が出てきたんですっ!
しかも同じ音を聴いていたのに、それぞれ違う言葉を連想してて
内心、(コレはかなり良い詩ができそう)と思いました。
皆さんは波の音を聞いて、どんな情景が見えますか?誰を想いましたか?

ちなみに学生から出た言葉には『ザーザー/家/大人/夕日/勇気/手をつないでいる/地球/科学/砂の感触/デジタル/恐ろしい』…などなど。中には波の音から過去の体験を想起して言葉にしていた学生もいました。すごい(T ^ T)

そして、出てきた言葉をつなぎ合わせたり付け加えたりしながら、それぞれの詩を作っていきました。



波の音の詩が完成した学生は次の活動➡
【好きな写真を選んで詩をつくる】

①たくさんの情景写真、その中から詩を書きたいと思った写真を選びます。
②写真から連想した言葉を自由にメモ
③それらの言葉を繋ぎ合わせて詩をつくる。

みんな本当に素敵な詩が生まれたので全部紹介したいのですが、今回はブログ記事が長くなりましたので、一つだけ☆

(花火の写真だけを見て、生まれた詩です)






花火



どれくらいたつだろうか

きれいな花火

きれいな花火と出会った一人の彼女



むちゅうになりすぎて彼女と別れた

失恋してくやしくてざんこくすぎた。一人の男。

くやしくて花火がきれいではなかった。




もう2回よんでみてください。深いです。
夏の夜の、対比された2つの情景…。

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